スーパーファミコン(SFC)/晦〜つきこもり〜
【ゲームデータ】
メーカー:パンドラボックス+バンプレスト
発売日:1996年
【こんな人におすすめ】
・怪談、不思議な話が好き。
・短い話を、とにかく沢山読みたい。
・神社や日本家屋にロマンを感じる。
・登場人物のキャラクター性は濃いほうがいい。
・「○にも奇○な物語」は、毎週欠かさず見ていた。
【シナリオ紹介】
15歳の少女・葉子(名前変更可)は祖母の7回忌の法事で親戚の家へ行った。そこで6人の親戚達と面白半分に怪談をすることになる。七回忌に怪談をすると死者が蘇ると言う噂は本当なのだろうか…?。
同社リリースの「学校であった怖い話」のように、誰が何番手に話すかで全く異なった怪談内容になるシステムを採用。
イケメン(←死語)TVプロデューサー、自称冒険家、フリーター、美人の看護婦、小学生、そして家主であるおばさん…。個性豊かな語り部6人が織り成すストーリーはとにかく膨大な数!さらに結末が数パターンずつ用意されているので、飽きっぽい人でも長く遊べる。
そして学怖で異彩を放ったキャラ「風間」も登場。でもちょっとくどいか…?
【自分的レビュー】
シナリオは、話中話(物語の中で物語を展開させる)をうまく活かしたつくりになっている。
怪談を進めるうちに見え隠れする、語り部達の性格と本性…。彼らの「主観」に基づいた怪談はいろいろな意味でコワい。製作者が書きたかった部分は実際の怪談部分より、そういった「一番恐いのは人間である」という類のものなのであろう。
また、「晦」は「学校であった怖い話」よりも語り部キャラクター同士の関係(好き、嫌い、苦手等)が主だって描かれており、人物ドラマ的にもよくできている。そういった意味で和子七話目のシナリオは、タイトルにもなった「晦〜つきこもり〜」をうまく活かしており秀逸。泣け。
【攻略】
…といっても他のサイトさんでさんざん攻略されているので、和子3話目・夢の中で犬になる話の隠しフィーチャーをひとつ。図書館orお払いの選択肢のところで「図書館」を選び、逃げるor振り返るの選択肢で5秒以上待ってからどちらかを選択すると、展開が変わる。余談ですが、そこで登場する女の子と男の子はPS版学怖Sの福沢と新堂らしい。

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